マクロの自動インストールおよび、メニューの淡色表示、ステータスバーメッセージ

 この説明は主にマクロ作者のための機能です。
 以下の機能により、マクロファイルなどをマクロディレクトリにコピーし、QXを再起動するだけで、メニューにマクロを実行する項目をインストールできます。

■ マクロファイルを自動的にメニューに組み込めます。
■ ある条件下で実行できないマクロはメニューを淡色表示(使用不可)させたり、ツールバーを押せなくしたりできます。ただし、マクロ一覧(MacroList)からやキーボードからの実行は可能ですので、マクロ内でチェックが不要になるわけではありません。
■ メニュー、ツールバーに割り当てたマクロに対して、ステータスバーに表示するメッセージを定義できます。

 これらの機能により、マクロで実現している機能も、実行速度を除けば基本機能と変わらないように使用できます。



 QX起動時にマクロディレクトリから *.qma が読み込まれます。メニュー定義部分があれば、メニューに追加します。

 メニューバー文字列の1文字目に # がついているメニューに追加します。

 キー定義ファイル(qxwkey.ini)に
menubar "#マクロ2(&Q)"
のように記述します。


*.qma の書式1
ファイル名<tab>使用不可にする条件<tab>ステータスバーに表示するメッセージ

*.qma の書式2
"メニュー文字列"<tab>実行するマクロ名または機能名

 区切りは、タブまたはスペースにして下さい。
 以上の2種類(使用不可にするための記述とメニューに追加するための記述)を必要な数だけ記述して下さい。どちらかだけでもかまいません。
 *.qma のファイル名はなるべくマクロファイル名の拡張子を qma に変えるだけにして下さい。

● メニュー文字列の補足
> が1文字目にあると階層化
< が1文字目にあると階層化終了
- だけの行はセパレータ
[1] があるとそれ以降の定義をポップアップメニューに追加します。
[2] があるとそれ以降の定義をポップアップメニュー(選択時)に追加します。
[3] があるとそれ以降の定義をツールバー/ステータスバー上での右クリックメニューに追加します。
[4] があるとそれ以降の定義をステータスライン/ルーラ上での右クリックメニューに追加します。
[5] があるとそれ以降の定義を行番号/マーク上での右クリックメニューに追加します。
[6] があるとそれ以降の定義をファイルバーへ追加します。(v6.7)
[11]があるとそれ以降の定義を常駐リスト-編集中の文書一覧に追加します。
[12]があるとそれ以降の定義を常駐リスト-最近編集した文書一覧に追加します。
[13]があるとそれ以降の定義を常駐リスト-ファイル一覧に追加します。
        [11] [12] [13] は @@Command$(1) に 選択しているファイル名が格納される
[14]があるとそれ以降の定義を常駐リスト-その他の一覧に追加します。
        @@Command$(1) に 選択している項目が格納される
[15]があるとそれ以降の定義を常駐リスト-バインダ一覧に追加します。
        @@Command$(1) に ファイル名、@@Command$(2) にバインダの番号が格納される
[16]があるとそれ以降の定義を常駐リスト-ユーザ定義一覧に追加します。
        @@Command$(1) には リストボックス項目の文字列、@@Command$(2) にはインデックス(0〜 )

[英字1文字] があるとそれ以降の定義をプルダウンメニューに追加します。
 注意:指定した英字をニーモニックとするメニューに追加する点に注意して下さい。
 例 [F] があるとそれ以降の定義を「ファイル(F)」プルダウンメニューに追加します。
 例 [E] があるとそれ以降の定義を「編集(E)」プルダウンメニューに追加します。
[メニューバー文字列] があるとメニューバーに追加し、以降の行をそれに追加します。注意;メニューバーの表示エリアは限られているため、なるべく使用しないで下さい。
 例 [TEST] があるとメニューバーに「TEST」を作成します。そして、以降の行を「TEST」に追加します。


-- test.qma --
[15]
"テスト"        test.mac

-- test.mac --
proc main
        print cformat$("ファイル名 %s  バインダ番号 %s", @@Command$(1), @@Command$(2))
end proc


● 使用不可にする条件の補足
1文書を1つも編集していない
2文書を1つしか編集していない
Eこれ以上文書を開けない
以下カレント文書に関するもの
R編集禁止
S選択されている
C文字/行選択されている
B箱型選択されている
s選択されていない
c文字/行選択されていない
b箱型選択されていない
N(無題)ファイルである
M編集されていない
A文書が途中までしか読み込まれていない
Fフリーカーソルモードである
Pプロポーショナルフォントを使用している
0使用不可にしない(ステータスバーに表示するメッセージだけを記述したいときに使用します)


QFILEIN.MAC,filein      1SR     ファイル埋め込み
文書を1つも編集していないか、編集していても選択されていたり、編集禁止のときはメニューを淡色表示にします。

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