QXの機能紹介

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QXは、非常に多機能なテキストエディタです。すべてを使いこなすのはとても不可能ですし、またその必要もありません。自分に必要な機能を見極め、それを使い易いように画面上に配置します。機能にアクセスする方法としては、ツールバー、メニュー、キー割当て、常駐リスト経由、などが主なところでしょう。このコーナーでは、こうしたアクセス方法と共に、私が便利に使っている機能をいくつかご紹介します。

常駐リストバインダツールバーメニューのカスタマイズ
QX画面
フリーエリアマクロツールバー 見出しキーワード・指定文字

画面色のワンタッチ変更



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常駐リストの活用 最初の画面に戻る
QXの編集画面の中でもっともユニークなのは、なんと言ってもこの「常駐リスト」でしょう。ほかのエディタではなかなかお目にかからないので、最初はちょっととまどいますが、使い込むにつれてその機能の豊富さと便利さに手放せなくなります。標準のままで、以下に示す一覧が使えます。

● 編集中の文書一覧
● 最近編集した文書一覧
● ファイル一覧
● その他の一覧
● バインダ一覧

また、マクロで「ユーザー定義一覧」を呼び出すことにより、活用範囲はさらに広がります。一例をJUNさんのマクロコーナーでご紹介しています。
またマクロで、「見出し一覧」や「マーク行一覧」を表示させることもできます。これは大きなファイルで、目的の場所に移動するのに非常に便利な機能です。




バインダ 最初の画面に戻る
バインダも、ほかのテキストエディタでは見られない機能です。複数のディレクトリにあるファイルを一つの「バインダ」としてまとめておくと、QGREP を使用しての検索や置換などのファイル処理が非常に楽になります。論文や小説などの執筆にも威力を発揮します。一度に表示できるバインダの数は 10 個ですが、itam さんの「バインダ管理マクロ」を使用することにより、好きなだけバインダを登録しておいて必要なときに呼び出すことができます。使い方は、「使い方のヒント」コーナーを参照してください。




メニューのカスタマイズ最初の画面に戻る
メニューは、キー定義ファイル(デフォルトでは QXWKEY.INI)を各自で編集することにより、自由に変更することが可能です。私は Mac 時代から視認性の高い CHICAGO というフォントが好みなので、Windows でも Ticago というフォントを使っています。個人的には、この方がメニューやファイル名も見やすいと思っています。
右クリックメニューは、仕事の種類によって特に頻繁に変更するので、QXのカスタマイズの自由度は大いにストレスを減らしてくれます。
メニューを簡単にカスタマイズできる、ねこみみさんの「メニューカスタマイズ」マクロはお薦めです。




ツールバー最初の画面に戻る
ツールバーも、各自の好みで自由に変更できます。私は 1 本しか表示していませんが、スペースに余裕があれば 4 本まで一度に表示可能。この画面では通常表示にしてありますが、「QXで縦書き編集」のコーナーで紹介している画面のように、フラットツールバーにすることもできます。切り替えはワンタッチです。ツールバー上のボタンは、ご覧のように文字列でもアイコンでも好きなように指定が可能です。




フリーエリアの利用
マクロツールバー
最初の画面に戻る
常駐リストの下の部分を、このようにフリーエリア(空き領域)として活用することができます。私はこの部分に、大きなツールバーを出して、常時使用するマクロや機能をボタン登録してあります。

いくつか機能を割り当てて、すぐ使えるようにしたツールバー(My Toolbar マクロ)を作ってみました。
「標準のツールバー1本だけではちょっと不足を感じるが、複数本だしておくのは困る」という方は試してみてください。大きさも割り当てる機能も、マクロファイルの書換で簡単にカスタマイズでき、フリーエリアの高さも自動的に変更します。(マクロの部屋へ




見出し最初の画面に戻る
たとえば数字を見出しに指定すると、行頭に数字のある行を一覧表示できます。また「翻訳効率化の一例」コーナーでご紹介したように、特定の文字列を「見出し」として登録すると、その文字列で始まる行だけを別の色で表示したり、常駐リストに一覧表示させることも可能です。
章立てのあるマニュアル翻訳や、論文やシナリオなどの執筆にも威力を発揮します。




キーワード・指定文字最初の画面に戻る
指定した文字列をキーワードとして強調表示することができます。それだけなら通常のエディタでも可能ですが、テキストの種別(たとえば html ファイル、マクロファイル、プログラム用ファイル)ごとに、異なるキーワードファイルを指定することも可能で、さらに見出しのある行内でも、キーワードだけ別の色で表示できるなど、きめ細かい使い方ができます。指定文字とは、特定のコードの文字だけを強調表示させるための機能です。たとえば、漢字だけ、またはカタカナだけを違う色で表示することが可能。




画面色のワンタッチ変更最初の画面に戻る
QXでは、標準で 3 つの色セットを使用することが可能で、その日の気分や仕事の種類によって編集画面の色を自由に変更できます。特にノートパソコンの場合液晶画面が比較的暗いので、夜間室内で作業する時と昼間戸外で使うときで、周囲の明るさによって切り替えられるので大変便利です。色セットを変更すると、画面の背景や文字色だけでなく、キーワードや見出し、常駐リスト、ルーラー、行番号、改行マークなどもすべて連動して変わります。ワンタッチ変更には、拙作の「色テーブルトグル切替マクロ」または「色セット変更マクロ」(マクロの部屋へ)を使ってください。







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