QXのカスタマイズ例
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カスタマイズの自由度は、QXの最も気に入っているところの 1 つです。目的に合わせて、いくつでも異なるタイプのQXを作り、必要に応じて使い分けます。もちろん同時に起動しておくことも可能です。異なるQXを起動するには、カスタマイズしたQXの設定をレジストリかファイルに保存し、起動オプションでそれらのレジストリや設定ファイルを指定したショートカットを実行します。詳しいやり方は、QXのヘルプの「起動オプション」を参照してください。このHPの、「使い方のヒント」コーナーや「直撃インタビュー」コーナーの「文系用 iemura's スペシャルQX」の解説も参考になるでしょう。以下に、(はずかしながら)私のカスタマイズ例をお見せしますので、参考になるところがあれば適当に盗んでください。
●翻訳用QX
英語の翻訳という仕事柄、(仕方なく)横書きにしている普段使いのQXです。必要な機能にできるだけ一発でアクセスできるよう、ツールバーは 3 段に表示しています。画面の背景色は、長時間使用しても疲れないよう、濃いグリーンにしています。ツールバーは、すべて文字列と島田さんのメタリックアイコン(げんちゃんのお試しページから入手可能)で、色物(?)は全く使用していません。仕事用としては、なるべくストイックなデザインの方が飽きが来ないような気がします。フォントは、英語と日本語のバランスなどを考えて、結局 FixedSys に戻ってきました。なお、私の場合QXがすべての作業の起点になっていますので、常に全画面表示です。
画面をクリックすると、HTML エディタとして使用しているところが見られます。このHPは、ほとんどQXとねこみみさんのマクロだけで書いています。画面に映っている Color Editor というウィンドウは、一見アプリのようですがJUNさんのマクロです。KAY さんのHPから入手可能。
参考までに、起動は設定ファイルを使用しています。以下は起動オプションです。
C:\Qx\QXW32.EXE Start.txt -q -PC:\Qx\qxw2.ini -FC:\Qx\qxwm2.ini -KC:\Qx\Qxwkey4.ini -MReg_ClipE2.mac
●メール送受信用QX
QXをメーラー化する xqsmail マクロ(稀Jr さんのHPから入手可能)を使用してメールの送信受信を行うための、通信専用QXです。仕事メールでは今のところ AL-Mail を使用しているので、それに合わせて赤い郵便箱のボタンを「受信」機能に割り当てています。ツールバーは大きめにして 1 段だけ表示し、よく使う機能を中央に配置しています。受信したメールを縦書き表示すると、(縦書きが好きな人には)格段に読みやすくなります。黄色いリンゴのアイコン(9596 番)は、この目的に合っているように思います。
起動オプションは、C:\Qx\QXW32.EXE -#9596 -7 -q -KC:\Qx\Qxwkey7.ini
●縦書き執筆用QX
翻訳の仕事以外の執筆作業(エッセイ、雑文、小説など)は、すべてこの縦書きQXで行っています。翻訳に比べると、必要な機能がはるかに少ないので、ツールバーも 1 段で、ファイルバーは表示していません。濃いグリーンの背景色も試してみましたが、やっぱり縦書きの場合は紙に書くというフィーリングを大切にしたいような気がして、以前からの好みの背景色(&hc8dcd0)に戻りました。フォントは明朝で、字間を 1 にし、行間もかなりゆったりと取っています。画面をクリックすると、以前ある方の影響でツールバーや編集画面で行書体を使っていた時の画面を見ることができます。パソコン上の普段使いでは、やはり明朝かゴシックが疲れないようです。
●簑Q
簑系というデータベース形式で書いている、日記とメモ専用のQXです。勝手に「簑Q」という名前を付けましたが、簑江戸の作者である syo さん(MYNOTEのHP)からも、「簑Qは簑系と認めます」という認定を頂いています。簑系データの区切りである ====== と ------ を「引用符」に指定し、折り返さないようにしています。本文は、「行桁」→「メール文書」にチェックを入れて、好きな位置で折り返します(自動整形なし)。区切りの識別マーク“ @ ”や、表題行を見出しやキーワードに指定してに適当な色を付けると、とても見やすくなります。なお、簑Qを作るには、itam さんのマクロが必要です。画面をクリックすると、ある日の簑Qのサンプル画面と、同じところを「簑江戸」(syo さん作の簑系専用エディタ)で表示した画面を見ることができます。
起動オプションは、C:\Qx\QXW32.EXE メモ&日記.stk -8 -#9588 -q -KC:\Qx\Qxmynokey.ini -M9xNAVI.mac,main,nomenu
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