メモ機能
{ }で囲まれた文字は印刷時に無視することができます。これにより、印刷したくないメモを文書中に入れることができます。印刷 ダイアログ - { }有効 をチェックして下さい。
特殊なメモとして、以下のものがあります。
ルビ 傍点 傍点丸
下線 下線太 下線2
点線 点線太 点線2
破線 破線太 破線2
鎖線 鎖線太 鎖線2
2鎖線 2鎖線太 2鎖線2
中線 中線太 中線2
見出し1 〜 見出し10
連番 参照
脚注
フォント 斜 太
上付 下付 割注
鎖線 ...... 一点鎖線
2鎖線 .... 二点鎖線
中線 ...... 文字の中央に線を引きます(打ち消し線)
最後に「太」が付いているものは太線
最後に「2」が付いているものは二重線
傍点 ...... ヽ を印刷
傍点丸 .... ・ を印刷
ルビの書式:
{ルビ ルビ文字}親文字{/ルビ}
例:
{ルビ いんさつ}印刷{/ルビ}
プレビュー画面において、ルビの親文字が段組間またはページ間にまたがるときはルビ文字が正しく表示されないことがあります。
見出しの書式:
見出し1 〜 見出し10 は この行を強制的に見出し行とする指定です。
例えば、{見出し5}という記述のある行は、書式設定 ダイアログ(見出し)の設定に関わらず、見出し5として印刷されます。{見出し5}は行中のどこにあってもかまいません。行全体に対する属性のため、{/}で閉じる必要はありません。
連番の書式:
{連番 参照変数名,書式文字列}
参照変数名:任意の文字列(省略可能)
書式文字列:%1〜%9(連番変数)と 任意の文字列の組み合わせ
連番変数
%1〜%9 は連番変数と呼びます。
「印刷(FilePrint)」および、「メモを削除して保存(FileSaveAsDelMemo)」を実行したときは、連番変数が数字や英字に展開(置き換え)されます。
連番変数の親子関係
%1〜%6 は親子関係にあります。%6 の親が %5、%5 の親が %4、 .... %2 の親が %1 です。
親が何らかの値に変更されると、子は初期化されます。つまり、%5 が変更されると、%6 は初期化されます。同様に %1 が変更されると %2〜%6 は初期化されます。
%7〜%9 には依存関係はありません。
連番変数の使用
書式文字列内で使用している連番変数のうち、最大の番号を持つ物が1増やされます。
例
1:{連番 %1}
2:{連番 %1.%2}
3:{連番 %1.%2}
4:{連番 %1}
5:{連番 %1.%2}
以上の行は、以下のように印刷されます。
1:1
2:1.1
3:1.2
4:2
5:2.1
3: の中での連番変数の最大番号は 2 なので、%2 が1増やされます。
4: で %1 が変更されたため、その子である %2 が初期化される点に注意して下さい。
連番変数の初期化
%1=3 のような記述により、連番変数の初期値を変更することができます。
連番変数の初期値は 1 です。
1 | 半角数字 |
01 | 1桁のとき全角数字、2桁以上のとき半角数字 |
1 | 全角数字 |
A | 半角英大文字 |
a | 半角英小文字 |
A | 全角英大文字 |
a | 全角英小文字 |
例
{連番 %1=02.}
{連番 %1.%2=03.}
{連番 (注%7=B)}
以上の行は、以下のように印刷されます。
2.
2.3.
(注B)
例
{連番 %1=C}
{連番 %1}
以上の行は、以下のように印刷されます。
C
D
印刷プレビューの制限
{連番}のある行が長くてページ間にまたがるとき、次のページの連番変数は正しく展開されないことがあります。
連番のある行は、できる限り1行に収まるようにしてください。
参照の書式
{参照 参照変数名}
参照変数名:連番で使用した参照変数名
参照機能は、連番の書式文字列を展開した文字列を挿入するものです。脚注などに使用できます。
参照する連番は必ず{参照}よりも先頭になければなりません。
例
QX{連番 QX,(*%7)}にはこんな機能{連番 機能,(*%7)}があります。
{参照 QX}エディタです。
{参照 機能}数百の機能があります。
以上の行は、以下のように印刷されます。
QX(*1)にはこんな機能(*2)があります。
(*1)エディタです。
(*2)数百の機能があります。
参照変数名は何でもかまいませんが、参照するものを推測できる文字列にするといいでしょう。
この例の場合「QX」や「機能」に対する参照のため、そのまま「QX」や「機能」という参照文字列にしています。実際には以下のように記述してもかまいません。
QX{連番 あ,(*%7)}にはこんな機能{連番 い,(*%7)}があります。
{参照 あ}エディタです。
{参照 い}数百の機能があります。
脚注の書式:
{脚注 脚注文字列}
と記述すると、印刷時に脚注を印刷します。
脚注につく番号は *1 の形式で固定です。脚注文字列を省略すると 1 にリセットします。{脚注}と記述します。
脚注は標準の文字の9割の大きさで印刷されます。
例
メモ機能{脚注 ルビや傍点を印刷できます}があります
フォントの書式:
まず、フォントの指定を行います。
{フォント1 フォント名,大きさ}
次に
{フォント1}メモ機能{/フォント}はすごいです。
のようにすると、"メモ機能" が指定したフォントで印刷されます。
大きさはポイントで指定します。省略すると通常の文字と同じ大きさになります。
{フォント1}から{フォント5}までの5種類が使用できます。
{/フォント}または{/}が終端です。
制限
{フォント}により、フォントを変更した行では、プロポーショナルフォントで印刷したときと同様の制限があります。
フォント名の設定は文書の先頭で1回だけ行ってください。
{フォント1 MS 明朝}
{フォント1 MS ゴシック}
のように、フォント1に対して2回フォントを設定してはいけません。
例
{フォント1 MS 明朝,10.5}{フォント1}メモ機能{/}はすごいです。
{斜}メモ機能{/}はすごいです。
{太}メモ機能{/}はすごいです。
1行目の「メモ機能」はMS 明朝の10.5ポイント、2行目は斜体、3行目は太字で印刷します。
{上付}{下付}{割注}も{斜}と同様の使い方で、それぞれ、1/4の大きさで上、下、2行に分けて印刷します。
{上付}上付文字のサンプルです{/}
{下付}下付文字のサンプルです{/}
メモ機能に割り注【{割注}割り注とはこういうものです {/}】を追加
割注の制限
なるべく全角文字のみ使用し、偶数文字数にしてください。
プロポーショナルフォントは使用できません。本文がプロポーショナルフォントのときは、自動的に MS ゴシック になります。割注のフォントを変更したいときは{フォント12 MS ゴシック}を使用してください。
その他の書式:
{下線}下線を引きたい文字列{/下線}
例:
{下線}あああ{/下線}
注意
必ず{XX}と{/XX}で囲んで下さい。(見出し、連番、参照、脚注 以外)
{下線}などは縦書き印刷時は傍線になります。
選択範囲のみの印刷時、「{ }有効」をチェックしていると、必ず行単位で印刷されます。
終了には{/}も使えます。
{下線}あああ{/}
とすることができます。
参照
印刷
メモを検索 メモを削除 メモを削除して保存
画面上でメモを別の色で表示する → 書式設定 ダイアログ(テキスト)
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