テキストエディタには本来「ページ数」という単位はありません。単位があると すれば「論理行」(改行文字)単位です。編集表示画面の1行文字数は「書式設 定」−「行桁」で設定することにより、テキストの本体(表示される以前のデー タ)には「1行は何文字である」という情報を書き加えることなく、編集すると きに扱いやすいように表示だけ折り返しているだけです。
そういうわけで、印刷するときに「ずれる」という話以前に「ページ指定」とい うものがないのです。印刷の時には文書の最初から、印刷書式で指定された行数 になるごとに次のページに進む、改ページがあればその時も次のページに進む、 という判断しかしていません。
では、QXでは文書の一部分だけを印刷するのはとてもむずかしいのかと言うと、 じつはたいへん便利な方法が用意されています。あらかじめ印刷したい部分を選 択反転しておいてから印刷ダイアログを呼び出すと、そこだけが印刷されるので す。ただし、印刷でページ番号の印刷も必要な場合は、「ヘッダ」設定ダイアロ グで、印刷する部分の最初のページにつけるページ番号の数字をいくつにするの か、いちいち指定する必要があります。 |