いしづかさんのプロフィール

職業:

東京都内のある書店の店長です。
経営者ではなく、雇われです。チェーン店の中の、一店舗の店長、という立場。それなりの裁量権はありますが、完全に自分の思い通りというわけではありません。

自己紹介:

42 才、男性、妻有、子なしです。
無理矢理短くまとめれば、わりにアナーキストで、一種独特の神秘主義者 でもあり、過激な男女平等主義者でもあったりし、揚げ句に元文学青年の くせに詩は嫌い・・・という感じ。 分かりにくいですな(笑)

使用マシン:

メインで使っているのは DELL のセレロン 333 のマシンです。
サブで昔から使っているノートの Dynabook がありますが(MMX 無しの)ペンティアム 100 なので、最近は外出中のメールチェック程度の利用のみです。
会社(店)では IBM Aptiva です。

主な使用ソフト:

QX, QTClip, Excel97, メーラーが EdMax というあたり。
たまに K2Editor, Word97, 一太郎 10 。
ダウンロードに Reget を使い、掲示板巡回に mamimi を使います。

QX使用歴:

よく覚えていないんです、残念ながら。
少なくとも 3年以上、試用期間も含めると多分 4年くらいだと思います。

WEB サイト:

仕事がらみが
http://www.remus.dti.ne.jp/~ikimono/  Visit Now!!

完全なるお遊びが
http://www.02.246.ne.jp/~ikimono/  Visit Now!!




QTView プラグイン版 をすでにインストールされている方は、
縦書き版インタビュー 」 をお読み下さい。

 − 「過激な男女平等主義者」というお話ですが(笑)、料理などの家事も奥様と分担されているんですか?

結婚して以来ずっとそうです。料理・洗濯・掃除・買い物、なんでもやります。
ですから、
「今晩何食べたい?」
「うーんと、おいしいもの」
という返事がどんなに困るかというようなことや、食器洗いは流しの水切りかごを完全にきれいにするまで本当には終わらないのだ、というようなことなど、主婦の皆さんが経験している様々なことが全て分かります(笑)

 − それは筋金入りですね。私も料理は得意ですし、掃除や買い物も結構やりますよ。ただ、洗濯とアイロンかけだけは苦手です。
さて、本題のQXの話に入りましょうか。実は、いしづかさんの使用歴を聞いてびっくりしました。私などよりずっとベテランユーザーなんですね。しかしつい最近までMLでもお見かけしませんでした。MLの常連に仲間入りされたきっかけはなんですか? やっぱり狛犬本でしょうか。

使用歴が長いイコール詳しいというわけではないですが・・・(汗)

表 ML は ROM していた期間が非常に長かったのです。
皆さんの投稿を拝見しているとそれだけで自分の疑問が解決してしまうことが多々あったので、結局質問を投げたりする必要がなかった。それくらい充実した素晴らしい ML です。
毎日毎日「解説」「Tips」「新作マクロ」が勢いよく流れる「QXニュース」を(CNN ニュースを観るような感覚で)観ているようなものです。素晴らしく充実しているが故に投稿する必要がなくて ROM している方は、実は沢山いらっしゃるだろうと思います。

最近少しずつ投稿するようになったのは、大げさに言うと「こんなにお世話になったのだから、そろそろ自分も力になれることがあれば何かしなくてはな」という心境になってきた、ということでしょうか。
狛犬本の一件はたしかに目立ったかもしれませんが、まあ、そう言う心境の行動の一部ということです。

 − 「狛犬本」などと愛称で呼んでしまいましたが、いしづかさんの書店では、この『ワープロを捨ててエディタを使おう』 (詳細はこちら→ Tanupack Studio) を店頭に置かれているようですね。売れ行きの方はいかがですか? まあ、専門書ですから、「飛ぶように売れる」というわけには行かないでしょうけど。

おっしゃる通り爆発的売れ行き、とはいきません。しかし、ゆっくりながら確実に売れ続けています。ものがエディタの本ですからこの程度でも、充分売れ行き良好と言えると思っています。
買ってゆかれる方は出来るだけ自分の目で見るようにつとめていますが、今のところ 20 台の学生さん風の方と 30 台前半のサラリーマンさんがほとんどのようです。
女性は、残念ながらおりませんね。

 − 女性が少ない、という点はちょっと気になりますが、順調に売れているようで安心しました。何年か前に発行された『鉛筆代わりのパソコン術』が好評だったので、その続編とも言えるこの本の発行は大変うれしいニュースですよね。友人にQXを勧めるのが、非常に楽になりました。くだくだ説明するよりも、「これ、読んでみてよ」で終わっちゃいますからね。
ところで、本屋さんとQXというのが、今ひとつつながりませんが(笑)、主してどんな作業にQXを使用しておられるんですか?

まあ、直接本屋とは関係ないですね、確かに。
直接業務に関係している部分で言えば、膨大な新刊リストを CSV ファイルにして QX 上でねこみみさんのマクロでソートしたり、編集し直したりするというような使い方です。
見出しマークを付けていって、あとでそれを必要に応じてさっと取り出したりするときにも重宝します。エクセルでも出来るのですが、QX でやった方がずっと軽快です。

 − ねこみみさんの「CSV ファイル編集マクロ」については、以前も何度か触れたことがありますが、私にとっても非常に大事なマクロです。
それまでも、Mac で CSV ファイル形式自体は便利に使っていたのですが、1998 年の初めにこのマクロの存在を知りまして、ニフティの会議室でたくさん要望を出しました。それ以前は、英語には対応していなかったんです。
と言うわけで、あんなに大きなマクロになってしまった責任の一旦は、私にもあるんですよ(笑)。マクロのサイズ(メモリだったかな?)としては、限界に近いらしいです。
手前味噌ですが、SCV と言えば yook のお試しマクロの中では上出来の部類に属する「グロッサリーマクロ」(島田さんのHPで入手可能)というのがあります。この中でも、ねこみみさんに作ってもらったファンクションを使っているんですよ。
で、CSV の他には、どんな場面でお使いですか?

そうですね。あと、個人的使用で比重が大きいのは HTML 書きです。
これももちろんねこみみさんのマクロを中心に使い、QTClip でスタイルシート関連のタグを入れたりします。

ということで、ねこみみさんにはあらゆる面でお世話になっているわけです。
ねこみみさんに足を向けて寝られないくらいですが、ねこみみさんがどの方角にいらっしゃるか分からないので、足を向けているときもあると思います。

 − 私は大阪ですので、東京の方に足を向けなければよいだけですから簡単ですね(笑)。
さてそれではQXを使い始めたきっかけについてお聞かせ下さい。それまでどんなソフトで書いておられたのかも参考までに教えて下さい。

これがまた、よく覚えていない。
秀丸のインターフェイスが気に入らなかったことははっきり覚えています。少しの間 EmEditor(フリーの頃)を使っていましたが、機能的に満足できなくなりもう一度重量級のエディタを探し始めた、という流れですね。しかし「では一体エディタで何をしかったのか?」という根本的な動機を覚えていません(苦笑)。

文字を書くのに Word をいちいち立ち上げるのはかったるいし、バージョンアップするたびに逆に不具合が増えるような気がするという苛立ちがあったことだけは間違いありませんが。

 − ほんと、市販ソフトウェアのバージョンアップには、頭に来てしまいますよね。私が Mac で最初に使ったワープロは、WordPerfect でした。かなり気に入っていたのですが、バージョンアップ時のバグには泣かされました。その後日本でのサポート会社が代わったりして満足なサポートが受けられなくなり、それでオンラインのエディタを探し始めたんですよ。

さて、それでは毎度おなじみの「QXの気に入っているところを、三つだけ挙げるとしたら?」という質問にお答え願えますか(笑)。

1. カスタマイズの自由度が極めて高い。
毎日使うものなので細かな部分まで「手に馴染むように」カスタマイズ出来るかどうかはかなり重要。どんなに超高機能なものでも、自分の方でソフトに合わせなければならない面が多すぎれば絶対使わない。

2. あきない。
使っても使ってもまだ使っていなかった機能が残っているので、いつまでたってもあきない。QX を使いこなそうとすることがそのまま PC 全般の理解につながることも多々ある。

3. 落ちない。
何年も、毎日毎日使い続けてきて、ただの一度も落ちたことがない。多くのユーザが QX がきわめて安定していることを賞賛されていますが、全く同感です。驚異的です。

 − QXは「あきない」というお話ですが、全く同感です。私みたいに一日中エディタとにらめっこしなくてはならない人間にとっては、とても重要な問題ですね。それで、いしづかさんのようなベテランユーザーでも、QXにはいつも新しい発見があると思うのですが、最近になって便利さに気づいた機能とか、あるいはマクロがありましたら、一つだけ挙げてください。

いまさら、という声がパワーユーザの方々から聞こえてきそうでお恥ずかしいのですが、最近になってこれは便利だと感心したのは「外部コマンド」です。
QXは単なるエディタと言うより、一種の「環境」です。QXさえ起動させておけば、そこを中心にしてほぼあらゆる作業ができます。「外部コマンド」を丁寧に設定すれば、そういった面での使い勝手が飛躍的に向上しますね。

 − 外部コマンドは、私も以前は喜んで使っていましたが、Windows98 になってからタスクバーにランチャーみたいなのが付くようになって、今では全く使っていません。もしよろしければ、MLで話題にしていただけるとうれしいですね。どんな風に設定されているのか、非常に興味があります。
では、本日はどうもありがとうございました。



******** ******** ********