syo さんのプロフィール
職業:
内科医
自己紹介:
何かの器(うつわ)となるもの全般を愛好。
使用マシン:
モバイルギアMC/R430, Panasonic レッツノートなど
主な使用ソフト:
窓の奈美、
Pocket WZ editor+簑系マクロ、
QX editor+itamさん作のQX Navi。
WEB サイト:
http://www02.u-page.so-net.ne.jp/fa2/syo/
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yook:
どうも、本日はよろしくお願いします。先日は突然おじゃまして失礼しました。最近、エアロビクスに挑戦したりとか、ずいぶん減量に励んでおられるようですね。調子の方はいかがですか?
うぐ。最近は、電球状の体型(くびれがない)にもどってしまってます。
実は、あのエアロビの記事以降、禁酒に挑戦し、1年でずいぶん痩せたのですが、やはり不自然なことは続かないものです。(~~;)。体調は悪いが気分は良好です。
yook:
簑系の話から、意外な展開で syo さんがQXユーザーになってしまわれて、嬉しいやら、びっくりするやら。なんと言っても「簑系の神様」と言われる syo さんですからね。
最初はおそるおそるメールを出したのですが、怖い人じゃなくて良かった。
神様はテキスト、いや”意味するもの”ですね。簑系やsyoは、テキストや”意味するもの”の入れ物にすぎません。こういうワケワカランことを、大昔から書きつづけているので、こわいかんじがするのかもしれませんが、要はからっぽってとこですね。yook おじさんに誘われて、QXに出会えて幸せです。
ひさしぶりに簑系テキスト処理以外のソフトに遭遇して新鮮な気分です。
yook:
何より驚いたのは、ご自分で「窓の奈美」という簑系編集用のエディタを作られるほどの syo さんが、さっと他のエディタのユーザーになられるという、その柔軟性に驚きました。
窓の奈美は、設計・開発・日常運用まで for myself の閉じた世界だもんで、簑系ファイルの扱いやすさは最高(あたりまえ(~~;)なんですが、印刷機能とかフォントの切り替えとか、画面表示など、作るのめんどうで、プアなままな部分があり、ちょっと浮気してる最中というとこですか。
yook:
では、QX以外にも、既存のエディタやワープロなどを試されたことはありますか?
DOS 時代は、新松を使っていました。やがて、条件判断のできるマクロが必要になり、VZ エディターに移行しました。VZ は、HP200LX などの貧弱パワーのマシンでも高速に動き、深く愛し合いました(~~;)。
VZ 用のマクロとして、MYNOTE.def や、NAVI.def やらを作成しました。現在の簑系処理マクロのハシリです。そして世の中が Win3.1 になっても、無視してずっと VZ を使い、Win95 が出たところで、VisualBasic を購入して、窓の奈美を作りました。
yook:
そうですか。簑系を一途に追求されてきたんですね。簑系についてまったくご存じない方もおられますので、ごく簡単な解説と、それから syo さんの簑系に対する思い入れについて、ちょっと語っていただけますか。
簑系については、詳しくは私のホームページをごらんいただくとして、
今すぐ行ってみる
まあ、無理やり表現しますと、簑系とは、区切り文字@、日付、時刻、タイトル、テキストをはさむ2種の罫線からなるテキストファイル上の1カードが、沢山連なって、あたかも掲示板の記事のような体をなすものです。1枚のカードを図示すると、以下のごとしです。
@
2000/02/17(23:31:55)[題]:ここにタイトルを書きこむ
----------------------------------------------------------
↑
ここにカードの内容を書きこむ・はりこむ
↓
==========================================================
このような形式は、もちろん人間様にやらせるのではなく、ソフト側が作ります。ただし、タイトルや、カードの内容は、人間様が書くことが大切!と、日頃わめいています。なぜなら、簑系は、データを”集める”ためよりも、自分の中にあるものを、外の世界に”表現する”ための道具だからです。
ここでちょっと、「窓の奈美」の編集画面と、同じ簑系ファイルをQXで表示した画面をご覧ください。
「窓の奈美」で本文表示画面
「窓の奈美」で表題行一覧場面
QX上での簑系ファイル表示画面(itam さんの奈美マクロ使用)
yook:
なるほど、すごくシンプルで使いやすそうな編集画面ですね。実際に画面を見てみると、私も「窓の奈美」と itam さんのマクロ併用のQXを、使い比べてみたくなりました。お話を伺うまでは、「簑系」というのはデータを収集するためのシステムだと思っていましたが、認識を変える必要がありますね。
では発想法に関連して、ねこみみさんの IdeaFragment みたいな、あまりデータを整理しない自由な発想法について、あるいは KJ 法についてはどう思われますか?
ねこみみさんの IdeaFragment は、すばらしいソフトだと思います。KJ 法も、本で読んで実行したこともあります。コンピュータ画面で2次元的に小さいカードをあれこれ配置して作業するのは、とても魅力的だとは思うんですが、私の愛用する”24時間常時携帯”マシン類の画面では、十分にその威力を発揮できないんですね。
それでも、文字列の2次元的な相対位置を変化させるのは、魅力ある手法だと思いますね。私も、仙城さんという方の発案で、文字列の相対位置を変化させるマクロを、VZ時代に作成したことがあり、興奮したのを覚えています。
簑系は、発想法ではありませんが、カードに書きつけていくこと自体に楽しみがありますし、カードが蓄積していくのも楽しいものです。STK という拡張子でカードをたばねますが、整理という点では、その程度で、表題行の一覧画面を見ると、みごとにばらばらです。しかし、どうせエディタの検索機能でカードをさがすのであまり不都合はありません。
簑系は、発想や外界の情報を書きとめるのが主たる仕事で、発想法ではないですが、私にとっては、これで充分なのです。
yook:
QXを最初に試された日から、ずいぶん使いこなされていたようですね。その日のうちにマクロを作ってしまわれたのには、びっくりしてしまいました。その辺り、QXのどこが気に入ったのかお聞かせください。
常駐リストを見て、本能的に、”簑系運用に向いているナ”と感じましたこと、印刷機能が”窓の奈美”より充実していること、カスタイズが自由自在で、窓の奈美の固定キーアサインを再現できることです。それから、すでに、itam さんが QX 奈美マクロをすばらしい完成度で作成されており、感激したことも大きいです。
マクロは、VB ライクで、したしみやすそうですね。ヽ(^。^)ノ
yook:
そうなんですよ。VB は知らないのですが、私でも何とかマクロが作れるんですからね。それで、取っつきやすいくせに機能的にはかなり高度なことができるでしょう。本当にありがたいことです。
さて今日は、お忙しいところ、どうもありがとうございました。メーリングリストにも参加されたことですし、新しい視点からマクロ談義を展開してください。期待しております。
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