Akio さんのプロフィール

職業:
無職、と言うのが一番当たっています。一応名刺上は企業活動のリスクをマネジメントする会社の代表者ですが、ここでの仕事はゼロ。見栄でもいいから、早く「売れない小説家」と言ってみたい。
自己紹介:
 昭和32年生まれ、42才。B型、水瓶座。12年間の弁護士生活を昨年わけあってやめました。時間だけはあったので、妻のすすめで小説を書いてみました。初めて書いた作品が、今年江戸川乱歩賞の最終選考まで残るというビギナーズラック!(どうせビギナーズラックなら受賞までいきたかった) それで、僕にはこれしかない、この道で生きようと決めました。つまり、結構、単細胞。
使用マシン:
 GatewayGP6-400C メモリ128MB
主な使用ソフト:
 QXエディタ(QTClip)、Becky!、
IdeaFragment(MLでねこみみさんの作品と知り驚いています)
 契約関係の書類は Word を使うこともあるが、最近では Word のなんと使いにくいことか!
 内緒ですが(誰に内緒だ!)、MLで知ったWXG4を使用中。
WEB サイト: 
 いずれ、とは思っているが今はまだありません。この点では中3の長男に先を越されています。



yook:  QX使用歴はどれくらいですか?
 ML参加が10月17日から、ベクターのシェアレジの支払いが10月28日ですから、使い始めは多分、10月15日頃のはずです。ということは、使用歴約2か月です。

yook:  そうすると、まだQXのすべてが新鮮で、毎日が発見の連続でしょう。私にもそんな時期がありました。でも2年たった今でも発見はありますよ。それくらい奥が深いです、QXは。
 さて、江戸川乱歩賞の最終選考まで残られたそうで、ご本人は満足しておられないと思いますが、とりあえずおめでとうございます。それで、もちろん小説もQXで書いておられるんですよね?
 そうです。それに、ML のおかげで Becky! で送るメールも QX が使えるようになりました。

yook:  それはよかった。では次に、QXを使い始めたきっかけや、それまでどんなソフトで書いていたのか教えてもらえますか?
 弁護士時代はまずワープロ専用機からスタートしました。シャープの書院です。PCになって、ワープロソフトはずっと「松」を使っていました。まわりがみんな一太郎ばかりだったというのが、僕が「松」を使っていた理由です。。WindowsマシンになってからはずっとWord。去年の夏、小説を書き始めたときももちろんWordでした。

 PCの前に座ることが多くなって、Wordの立ち上がりの遅さが苦になってきました。長男にエディタで十分と言われましたが、まさか彼お薦めのメモ帳で書くわけにもいかず、秀丸、Space editor、QXと使って、現在に至っています。

 エディタを使うようになったのは今年の夏頃のはずです。しばらく Space editor を使っていました。それまでエディタというのはプログラミング用の道具だと信じていました。
 テキスト? 何それ? 僕に手の出せるもんじゃないなって感じでした。拡張子は.doc しか身体が受け付けませんでした。

yook:  その Space editor ですが、編集画面の左端にスペースをあけられるのが売りになっていますよね。これ、QXでもできるんですよ。南野さんのHPに行くと、「QXカスタマイズ講座」のところに紹介されているので、参考にしてください。
 今すぐいってみる

ところでその中三のご長男ですが、QXには興味を示されませんか?
 彼は容易には親の言うことなど聞きません。今は「Note++」などというソフトで、SS?(サイドストーリーとか言われても僕にはさっぱりわかりません)というものを書いているらしい。それを自分のHPにアップして、今回全55話が完結、原稿用紙350枚だとか言って騒いでおりました。エディタでそのまま原稿用紙換算もできるぞ、と言ってやったのですが、その時だけWord使うからと全く取り合ってもらえませんでした。

 ただ、彼は結局僕がリードすることになっているので(なにしろ、ものを書き始めたのも僕の後追いなのだ。今の彼はそんなことはないと言っておるが。)、いずれは QX の虜になるに違いありません。

yook:そうなるといいですね。是非親子でMLに参加してください。お待ちしています。

ところで、「弘法筆を選ばず」という言葉があるように、お仕着せのワープロソフトで小説を書いている人も結構おられますね。Akio さんは、どんな点に不満があってQXを使おうと思われたのですか?
 エディタに変えたそもそもの理由は、Wordの立ち上がりの遅さが苦になったことです。当時、それほど不満があったという記憶はありません。

 最初にダウンロードしてきたエディタは秀丸でした。僕も名前を知っているくらい有名でしたから。しかし、まず画面がなじめませんでした。次に簡単なカスタマイズが使い始めたその日からヘルプも読まずにさくさくできなかったことが嫌でした。たとえば、[EOF]を表示しないとか。たったそれだけのことで秀丸はバツ。ただ、秀丸は通算五回くらいダウンロードして挑戦しました。

 Space editor はその点なんの不満もなかったのですが、QX を見つけると印刷機能の差が目立ちました。おかしな言い方なのかもしれませんが、QX にした決め手は印刷機能だと思っています。と思って久しぶりに Space editor を立ち上げると結構印刷機能も充実していました。使いやすさは QX が上です。。

 ただ、とりたてて Word に不満を感じてはいませんでした。そういうもんだという感じで使っていました。しかし、今では Word は使えません。遅い、見づらい、です。

yook:私も同じです。たぶん他のソフト、特にエディタの存在を知らないから、皆さん使い続けられるのかも知れませんね。
では次の質問ですが、MLでのご発言を拝見していると、Akio さんは、ずいぶんカスタマイズにご興味をお持ちのようですが、なぜカスタマイズをしたいと思われたんですか?
つまり、デフォルトのQXでは不便なところがあったんだと思いますが。
 僕の場合、ただ文を書き、たいしたレイアウトもなくそれをプリントアウトする、というだけが目的ですから、カスタマイズといっても趣味の問題なのかもしれません。単機能をできるだけ使いやすくというのが基本的な考え方です。

 自分の道具ですから、できるだけ自分にあったものを使いたい、と思うのは当然です。自分にあわせる余地が広いというのは魅力ですし、それが楽にできるのも不可欠の要素です。

それでいて奥が深い。さらに言えば、奥が深くなってもちゃんとフォローしてくれるというのが安心して使える理由です。

その意味では、MLには本当に感謝しています。あれっ、できない、と思って(もちろん自分でヘルプを読んだりはしますが)、MLに助けを求めると素早く反応してくれる。僕のQXがどんどん便利になってきた原因です。そうなると自分でももうちょっと勉強しようかなって思い始めるものです。

 でも、もっとはっきり言ってしまえば、僕のエディタは僕だけのエディタだぞっていう気持ちがあると思います。昔、みんなが一太郎だったから僕は松って言っていたのと同じ感覚です。

yook:やっぱりAkioさんも、「オリジナル指向」が強い方なんだと思います。そうでないと、QXには手を出しませんよね。
さてそれほど気に入られたQXですが、マクロが自由に使えるようになると、もっと便利になりますよ。すでに Qtview の起動マクロやベッキー横取りマクロなどを使っておられるおられるようですが、その他にはどんなマクロをお使いですか?
 その二つのほかは、ルビ振り、括弧の入力、テキストファイルの連結、複数ファイル一括文字列置換くらいですか。書く作業中はせいぜい括弧入力です。
 実は、マクロで何ができるのかまだわかっていません。えっ、そんな便利なことができるの? ということがいくらでも待っていそうです。

 余談ですが、ワープロからエディタに移行しようかと考えている入門者つまりD型人間(デフォルト型? でしたっけ? インタビューの中で見ました。)に対して多機能を前面に出すのは決して売りにならないような気がします(多機能=難しい)。デフォルトのままでWordなんかより軽〜く使えますよっていうのが売りじゃないでしょうか。

 カスタマイズも目に見える部分、つまり「あなた色に画面が変わる」とか、「ポップな文字で軽快に」とかいったほうが効果がありそう。でもその結果QXが思い切りメジャーになったら、僕は他のエディタを探し始めるかもしれません(これはかなり悩ましい)。

yook:そうですか? 私はもしQXのシェアが秀丸を抜いても、使い続けるでしょうね。
それで、これまでQXを 2 ヶ月ほど使ってこられて、画面色や、キー定義、ツールバーなど、すでにご自分用にカスタマイズされた部分を、簡単に説明してください。
 皆さんが絶賛される常駐リストですが、僕は使っていません。僕の画面にはのっぺりとした白紙(色はグレー)が広がるだけです。40字という文字数に窓幅をあわせて出来上がりです。スクロールバーもありません。

 文字色は黒が締まって見やすいと思っています。変更した色は背景と、引用行とhttp://。
背景色  R170 G170 U170
引用行文字 R 0 G 0 U127
http:// R127 G 0 U 0 
 ウィンドウズのタイトルバーの色も合わせました。

 あとは、ツールバー1のボタンを13に減らし(カット、コピー、ペーストもいらないなあと思っている)、アイコンをメタリックにしてあります。

 キー定義は人に言えるほどのことはしていません。括弧入力、Becky!とのやりとり、カレント文書をQTViewで表示、メール文書に切り替えをキーボードからできるようにしたくらいです。

 最近になって、右クリックで、「最近編集した文書一覧」が出てくるのを発見して大喜びしている僕です。そんな程度ですからまだまだ先は長そうです。何ができるようになるのかとても楽しみです。

 一言だけ言わせてください。
 QXMLの存在はとても大きく思えます。あれがなかったら僕はここまで来ていなかったと思います。入門者の初歩的な質問に懇切丁寧に答えていただき、作業手順も手取り足取り指導していただきました。ヘルプや過去ログを読めばわかる! と言われていたら、僕のQXは成長していなかったと思います。実は、入門者は読んでもわからないことが多く、わかったような気になってもいざ触ろうとすると恐くて触れないんです。

 おそらく僕が説明する方に回ることはないと思いますが、入門者の質問を暖かく迎える役だけはできるようになりたいと思っています。僕にとって、シェア代金には QXMLの入会金も含まれていたっていう感じです(実は、入会金払う前に発言していた僕)。

yook:  どうもありがとうございました。

yook の勝手なコメント:  Akio さんがMLで積極的に質問してくださるので、QX初心者の中には、ずいぶん助かっている人が多いと思います。MLで発言するのって、最初はかなり勇気が要りますからね。これを機会に、これまで ROM ばっかりだった方々も、どんどん発言してくれると嬉しいです。
それと常駐リストのことですが、私もQXを使い始めた当時は 1 ヶ月ほど非表示にしていました。たぶん Akio さんも、この便利さには近いうちに気が付かれると思いますよ。まあ、これから長いおつきあいになりそうですね。


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