二階堂黎人 さんのプロフィール

職業:
小説家
自己紹介:
 本格推理小説原理主義者
 親指シフト・キーボード愛好者
使用マシン:
DELL Dimension XPS R450
富士通 FMV-BIBLO LIFEBOOK 6233NU2/X(親指シフト・キーボードのノート)
主な使用ソフト:
QX,EMTERM,DBPro,卓駆,DDWIN
QX使用歴:
3年以上かな
WEB サイト: 
二階堂黎人の黒犬黒猫館
http://homepage1.nifty.com/NIKAIDOU/index.html  Visit Now!!



yook:  主として小説の執筆にQXを使用されているそうですが、その他には、どん なことに使用されていますか?
メール書き。データー作り。

yook: QXを使い始めたきっかけを教えてください。
 一太郎の重さや融通の利かなさに我慢ができなくなったから。縦書きができるのでWZエディタを使っていたが、カスタマイズの仕様が自分に合わず、鐸木能光さんの推薦もあって、バージョン4くらいから本格的にQXを使い始めた。
それ以前にも試用したことはあったが、画面レイアウトの素っ気なさに、その時は本格的導入には至らなかった。今では、その素っ気なさ(DOSエディター的なところ)が気に入っている。

yook: QXを使い始める以前は、どんなソフト、または道具で執筆されていましたか? 紙とペンで書かれた作品もありますか?
DOS時代は新松、Windowsになってからは一太郎。紙とペンで書いた小説はない。

yook: 二階堂さんの『人狼城の恐怖』は、4 部作になっていて、原稿用紙 4000 枚に及んだそうですね。それをすべてQXで書かれたんですか?
最初の「ドイツ編」は一太郎で書いた。「フランス編」の途中からQXに切り替えた。

yook: QXを使っていて、二階堂さんが特に気に入っているポイントを三つ上げてください。
縦書き編集。
動作が速い。
マクロが使える。
(会議室の皆さんが、私の要望したものを作ってくださるので、たいへん感謝しています)

yook: 「小説を書くのにマクロは必要ない」という考え方もあると思いますが、これについて二階堂さんのご意見をお聞かせください。また、普段愛用されているマクロがあったら、二、三ご紹介ください。
 エディターを使って小説を書くにしても、個人個人の環境があるはずだ。その環境を整えてくれるのがマクロだと思う。
複数ファイル置換マクロとか、DDWIN起動マクロとか、即座に開くマクロとか多数。

yook: いつも作家の方にお話を伺うときにはお聞きすることなんですが、原稿用紙にペンや鉛筆で書く作業と、パソコンの画面に向かって書く作業では、本質的な差があるでしょうか? 執筆の能率が上がる一方で、何か失われるものはないでしょうか?
本質的な違いはない。魂が入るとか入らないかなんてことに違いがあるわけがない。
ただし、効率はかなり違う。パソコンがなければ、私の場合は仕事にならない。

yook: これからQXを使い始める初心者の方々に、QXの最初の「しきい」を乗り越えるためのアドバイスがありましたら、お願いします。
 デフォルトのままだと、QXの画面はあじけなく、特にアイコンが貧弱だと思う。
私の場合は、ツールバーのボタンを、アイコンではなくすべて文字列ボタンにしてあり、画面がかなり高尚な印象になっている(自己満足ですが)。お試しあれ。

yook: 現在執筆中の作品は何ですか? また、執筆以外に力を入れておられるプロジェクトなどありましたらお聞かせください。
 11月中旬に『諏訪湖マジック』という長編が刊行される。続いて、『白銀荘の不思議(仮題)』と『宇宙人の不思議』という長編を書き下ろさねばならない。
 「月刊アスキー」に意見広告を載せたが、作家の辻真先さん、小森健太朗さんらと『親指シフト・キーボードを普及させる会』を作り、親指シフト・キーボードの振興に励んでいるところである。

yook: どうもありがとうございました。

yook の勝手なコメント: 二階堂さんが親指シフト信奉者であるのは、以前から知っていましたが、親指シフト用のノートパソコンがあるとは、知りませんでした。まあ、あって当然ですが。
参考までにお知らせしておきますと、ねこみみさんの「親指シフトのお稽古」マクロに付属している練習用のテキストは、よだひでとさんの童話と、二階堂さんの小説から取ったものです。

皆さんに感化されて、私も一時親指シフトにトライしてみましたが、仕事柄英語を書く機会が多く、なかなか乗り換えができずにいます。そのうち、またトライする予定ですが。

と言うわけで、現在使っているキーボード練習用ソフトは、ねこみみさんの「ローマ字のお稽古」です。翻訳コーナーの「マクロの部屋」でもご紹介していますので、参考にしてください。


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